霧島市隼人町松永集落に伝わります「松永米作り踊り」(市指定無形民俗文化財)について、保存会の野間口スズ子様にお聞きすることができました。
 「松永米作り踊り」は、昭和60年頃 野間口スズ子さんの呼びかけで、昭和40年代頃まで行われていた農作業の風景を残そうということで、米作り踊りを作ろうということになり「松永米作り踊り」ができました。
 農作業の風景を22の場面にわけ次々にパントマイムで演じ踊られます。全体で20分ほどで踊られるので1場面40〜50秒ほどの短さです。第1場面の「田おこし」から「よんかた」「えぶい」「なあめあげ」「たねまっ」・・・と続き「苗くばい」「植えかた」・・「草とい」「油入れ」「かかし」「刈いかた」「かなくだ」・・そして、「茶のん」「俵を運ぶフィナーレ」で終わります。途中で牛が寝てしまったり、脚についたヒルに見立てた黒いビニールテープをはがしたり、案山子を本物の人間が演じているため最後まで片足で、よろよろしながら頑張っている様子に笑いがこぼれます。出退場はハンヤの軽快なリズムに乗って行われます。米作り踊りの素晴らしいところの一つは、踊られる内容が本物の農作業の再現であるということです。
 現在、保存会のメンバーは12人ということです。開催日は特にきまってはいませんが、市の文化祭やイベントなどに踊られています。
 今回、お話をして頂きました野間口さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「米作り踊り」の場面と保存会の皆さんです)
                        

扇寿堂
                       senjudo

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