垂水市下原田集落に伝わります「八丁杵踊り」について、保存会会長の立山義引様にお聞きすることが出来ました。
 この「八丁杵踊り」は、よめじょ川と言う用水路の完成祝いと用水路ができた事で、田畑が潤うようになり歌い踊り始められたのではと思われてます。
 用水路の工事に着工したのは、江戸時代の中頃 当時の領主 島津久治で完成するのに40年から50年かかったことが垂水市の歴史資料から推察されます。難儀苦労して完成した用水路の完成 そして自分たちの田畑が潤い感謝している様子が踊りに歌に託されています。用水路の完成が、280年から290年前と思われますので、八丁杵踊りは280年の歴史があります。
 昭和30年の前半までは旧暦の2月1日に五穀豊穣を祈念する初祈念祭と、8月16日に豊作を感謝する16日祭りの年2回 用水路の要である3間戸前で、女性だけで踊る川踊りと共に歌い踊られていましたが、後継者の不足から途絶えていました。
昭和50年に市文化財審議委員会より復活の要請があった事と、ちょうどその頃 集落の公民館を新築中であった事がきっかけに成り古老の皆様のご努力で復活しました。南方神社に奉納されます。
 今回 立山様には、いろいろお話をお伺いしまして本当に、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は、保存会の皆さんと南方神社です。写りが悪くてすいません。)
                      

扇寿堂
                     senjudou

   
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