垂水市新城地区に伝わります「新城鎌ん手踊り」について、保存会の松本誠様にお聞きすることが出来ました。(保存会会長は観音寺さんです)
 「新城鎌ん手踊り」(しんじょうかまんておどり)は、安永8年(1779年)の桜島大爆発の時、火山灰のため農作物がまったく収穫できず農民の生活が苦しくなった時、領主の末川久備公が自分の米蔵の米をみんなに分け与え、さらにその年の年貢は取りませんでした。そして、農民の士気を高めるために民芸大会が開かれました。各集落ごとに民芸団を作り、その時新城の大浜集落が踊ったのがこの鎌ん手踊りで、現在に至っています。
 この踊りは、神貫神社に奉納されます。白山祭り(地元の人は「おんだんこら」と言うそうです)や各種イベント、校区の運動会などで踊られます。
 新城小学校では、文化財少年団として3年生〜6年生の子供達に継承されています。平成18年から、小学校と校区の運動会が一緒に行われるようになり、そこでも踊られます。
 今回、お話をして頂きました松本さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「新城鎌ん手踊り」と神貫神社です)
                      

扇寿堂
                     senjudou

 
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