薩摩川内市中郷町に伝わります「中郷太鼓踊り」について、保存会会長の佐貫 寿様にお聞きすることが出来ました。
 「中郷太鼓踊り」は中郷虚無僧踊りと一年交互に8月下旬の日曜日に諏訪神社に、豊作・郷土の発展・平和を祈願して奉納されます。
 由来は、島津義弘公が朝鮮への出陣祝い・凱旋祝い、あるいは農村民の士気を鼓舞する為と云われています。昭和39年〜42年頃まで踊られていましたが、一時途絶えてしまいました。しかし、昭和53年に育英小学校が創立100周年記念祭の時に、中郷太鼓踊りを復活させました。そして、昭和54年から太鼓・鉦などを各人で揃え保存会を設立しました。
 「中郷太鼓踊り」は隊形としては小太鼓2人・大太鼓12人前後・鉦12人前後・歌い手1人からなり、小太鼓2人を先頭に その後に鉦が2列縦隊に続き大太鼓は両脇に縦に並び4列縦隊の態勢から始まります。
 佐貫会長のお話では、現在は小学校の生徒に継承するため、指導を行っているそうです。尚、中郷太鼓踊りは、別名「ツシキャンキャン」と云われているそうです。
 今回、お話して頂きました佐貫会長には、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「中郷太鼓踊り」と諏訪神社です)
                                

扇寿堂
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