先日、指宿市山川町成川集落(鹿児島県)に伝わります「成川南方神社神舞」(市の指定無形文化財)について保存会の水流郁郎様にお聞きすることができました。
 南方神社の創建は永正六年(1509年)以前だと云われています。この神舞(「かんめ」と呼びます)は、慶安二年(1649年)頃には行われていたとみられています。以前は、毎年行われましたが現在は、三年に一度 10月の第四日曜日に行われます。南方神社に奉納して各家庭を回ります。
 指宿市教育委員会の資料には、「神舞三十三番といわれていますが、現在は十種目余りが伝えられており、特に「内侍舞」(ネイメ)は貴重な舞です。現在は、10月28日のホゼに成川保育園前庭で三年おきに舞われています。」とのことです。
 由来ですが、五穀豊穣・無病息災を祈願するために始められたといわれています。また、島津家久公が武運長久と子孫繁栄を祈願し兵の士気を高めるために踊ったともいわれています。南方神社のご祭神は、地方開拓の神・農業振興の神・武の神としてあがめられてきましたので、どちらも考えられます。
今回は、このようにいろいろなお話をお聞きできまして、水流様には本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
(写真は「成川南方神社神舞」と南方神社です)
                       

扇寿堂
                     senjudou

  
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