指宿市山川利永地区に伝わります「利永琉球人傘踊り」(市指定無形民俗文化財)について、区長の畠中正彦様にお聞きすることが出来ました。尚、保存会会長は西元志農夫 様です。
 「利永琉球人傘踊り」は、開催日は特に決まってはいません。小学校区の運動会・催し物・指宿市からの依頼があった時などに踊られています。
 「利永琉球人傘踊り」について、市教育委員会の資料によりますと、次のようにあります。
「琉球踊は、鹿児島湾沿岸各地に分布しており、琉球貿易の要地であった山川港を中心とする指宿・開聞地方は、琉球踊の重要な伝承地でありました。利永は、山川港滞在中の琉球使節一行の枚聞(ひらきき)神社参詣の道筋にあたり、使節一行に接する機会も多かったと思われます。
利永の琉球人傘踊りの歌詞は、二百数十年前の琉球古典音楽「上り口説」が、その源流と考えられ「傘踊り」と「かれよし踊り」の二つからなっています。
 この利永琉球人傘踊りは、薩摩と琉球の交流を示す貴重な民俗文化財です。利永では、昔から地区のめでたい行事の時に踊られています。」
 畠中さんのお話によりますと「現在は人手不足もあり、利永小学校や山川中学校の利永出身の生徒達によっても踊られる」そうです。
 今回、お話して頂きました区長の畠中さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
(写真は「利永琉球人傘踊り」と保存会の皆さん、枚聞神社です)
                                  

扇寿堂
                                 senjudou

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