霧島市重久地区(旧国分市)に伝わります「止上神社の神舞」について、保存会の浅谷久人様にお聞きすることが出来ました。
 止上神社(とがみじんしゃ)の祭事は、かなり古くから行われていたようです。記録によると永禄7年(1564年)には行われていたと残っています。
 神舞は、例年旧暦の正月24日に近い日曜日に行われる「御田植え祭」と、7月の「御神幸祭」で行われます。神舞には、田之神舞・長刀舞・剣舞があります。田之神舞は、大きなしゃもじを持ちユーモラスに行われます。止上神社には、神舞の面が12面もあるそうです。無病息災・五穀豊穣を祈願して踊られます。尚、御田植え祭は、鹿児島神宮の初午祭が行われた一週間後に行われるようです。
 由来は、はっきりしませんが、昔 流行り病(疫病)・農作物の病害虫のお祓い、無病息災を祈り東襲山地区の辻・角を長刀舞いでお祓いをして御巡幸されたのを、これが年中行事として今も続いてきたようです。
 今回、お話をして頂きました浅谷さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「長刀舞」「田之神舞」と止上神社です)
                        

扇寿堂
                       senjudou

 
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