鹿屋市串良町細山田地区に伝わります「山宮神社の棒踊り」について、保存会会長の田畑弘幸様にお聞きすることが出来ました。
 「山宮神社の棒踊り」は、毎年2月第3日曜日の山宮神社の春祭りに奉納されます。この春祭りは、ほかに「カギヒキ」と「田打ち」が行われます。これらの芸能は、いずれも県の無形民俗文化財(昭和37年10月24日)に指定されています。
 棒踊りは、生栗須地区・馬掛地区・堂園地区で、それぞれ踊られます。およそ、500年程前から豊作を祈願して行われていたと云われています。踊りは、激しいもので,強くたたきあう為棒も削れてしまうほどだそうです。
 春祭りの行事進行としては、棒踊り(正月踊り)が行われそして、雄木と雌木を使って引き合う「カギヒキ」があります。それから、次郎と太郎が木製の牛を引かせて田をならす所作を鹿児島弁でおもしろおかしく行います。最後に、宮司がニワトコの枝を敷いた上に立ち豊作を願い籾種を蒔きます。
 今回、お話をして頂きました田畑さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「棒踊り」「カギヒキ」「田打ち」と山宮神社です)
                    

扇寿堂
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