鹿児島市吉野町西菖蒲谷集落に伝わります「西菖棒踊り」について、保存会の田尻哲秀様にお聞きすることができました。
 「西菖棒踊り」は、昭和24年3月春祭りにより結成され復活して現在に至っています。毎年3月16日に近い日曜日に菖蒲神社に奉納して踊られます。由来は、さだかではありませんが 春の農耕に先立ち、五穀豊穣・無病息災を祈願して踊られると戦前・戦後に伝えられております。
 「西菖棒踊り」は、6尺棒・3尺棒・鎌・黒かすりの衣装に赤タスキ、頭には白い鉢巻・腰には黒帯を締め、足には黒のひざ下ストッキングに白足袋・ワラジという色鮮やかな扮装で、エイ・エイ、サー・サーと踊る七つの芸能で構成され、数人の歌い手が交替で歌うのが特徴です。
 最近では、踊り手が少なくなり、「途絶えさせてはいけない伝統芸能を守り伝承しよう」と、下は小学校2年生から上は70歳という幅広い年齢の方で構成し、その華麗で力強い棒踊りを親から子へ、子から孫へと伝承するよう披露しております。
 今回、お話をして頂きました田尻さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
(写真は「西菖棒踊り」…写り悪いです と菖蒲神社です)
 
                      

扇寿堂
                     senjudou

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