日置市伊集院町郡集落に伝わります「郡地区棒踊り」(町指定無形民俗文化財)について、保存会の米倉弘二様にお聞きすることができました。
 鹿児島県の棒踊りは、1600年の関ヶ原の戦いに敗れた島津義弘公が郷土の士気を鼓舞するため踊りの中に武芸を加えたのが「棒踊り」の起こりと云われています。「郡地区棒踊り」も昔から伝承され、戦後一時途絶えましたが昭和50年に郡地区の青年有志で復活し、平成11年5月23日に「郡地区棒踊り保存会」として発足しました。
 毎年5月5日に端午の節句に、郡地区内にある九玉神社に奉納し奉納後、無病息災・五穀豊穣・出生祝い・新築祝い等を祈願して郡地区内の事前に依頼のある各家々を夕方まで踊って回ります。
 踊りは、六尺棒と三尺棒、二列、四人一組と三尺棒とカマ、三列、両側に三尺棒と中にカマの六人組です。先頭には高い蘂竿が位置し、棒踊りの歌にあわせて蘂竿を突いて踊り子が踊ります。
 「郡地区棒踊り」を継承するために、平成16年から中学生も踊り子に加わっています。
 今回、お話をして頂きました米倉さんには、お忙しいところ 本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
( 写真は保存会の皆さんと九玉神社です)
                       

扇寿堂
                      senjudou

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