先日、鹿児島県姶良郡湧水町(旧吉松町)の指定無形文化財になっている「四部落太鼓踊り」について保存会会長の久木元 繁様にいろいろお話をお聞きしました。
 「四部落踊り」の四部落とは、陣前・堀之原・市原・松山の4集落からなっています。そして、毎年八月二十七日に近い日曜日に南方神社に奉納されます。今年は、8月26日に奉納されました。
 この太鼓踊りは、川内川流域に存在する近世初期風流のアケスメロ系が吉松化されたもので島津義弘公の頃から永年受け継がれてきた踊りです。踊りの内容は、大きな蛇(大蛇かも龍かもしれません)にみたて、雨乞い・五穀豊穣、地域安全など神様にお願いに行く踊りで、勇壮華麗な踊りです。途中で何回か歌がありますが、これは当時の流行歌です。神様に会いに行くため、山あり谷ありの状況や大蛇のお願いする様など表現します。
 久木元さんのお話によると、毎年恒例の奉納、伝統芸能祭典、披露宴、様々なイベントに参加させていただき、異年齢間交流、地域おこし、地域における教育力向上に少しは貢献できたのではと話されました。さらに、目標を県指定無形文化財におき、伝統芸能、伝統文化を守りいろんな形で発展させるんだという強い決意が伝わりました。
 今回は、資料もいただきお話も詳しくお伺いできました。本当にありがとうございました。今後とも、お役にたてるよう頑張ります。
(写真は「四部落太鼓踊り」と南方神社です。)
                       

扇寿堂
                      senjudou

  
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