先日、鹿児島県知覧町の塗木集落に伝わる「塗木やんせ踊り」
(ぬるきやんせおどり)について保存会長の塗木満治様にお聞き
することが出来ました。
 この「塗木やんせ踊り」の由来は、島津藩の時代に南の琉球王
が、毎年彼の地の風物貢物を携えて使節を派遣してきました。使
節団一行は島津の館に伺うときに琉球特有の民芸である「やんせ
踊り」をご覧に入れました。そうしましたら、藩主は大いに喜ば
れ使節団一行をおおいに歓待されたそうです。使節団一行は、そ
の厚遇や威徳に感じ琉球に帰ったあと、その情景を語り伝え互い
の交易・親交を深めたそうです。その当時、薩摩藩邸に出仕して
いました知覧郷士の一人が、その”ひょうきん”な琉球の踊りを
琉球の人たちから学び帰郷して、塗木郷中の若者に教え塗木集落
の諸慶祝行事の際に披露したそうです。そして、その踊りが永年
受け継がれまして今日の「やんせ踊り」になったということで
す。現在は、塗木氏神に奉納して踊るそうです。
 今回は、詳しい資料やビデオまで見せていただきました。本当
に、ありがとうございました。今後とも宜しくお願いします。
(写真は、「塗木やんせ踊り」のビデオと「塗木氏神」です)
                       

扇寿堂
                     senjudou

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