指宿市山川町福元集落に伝わります「福元棒踊り」について、保存会の福里宏美様にお聞きすることが出来ました。
 「福元棒踊り」は、一時途絶えていましたが、むらづくり運動の話し合いの中で「やまがわ豊祭(ホゼ)」を復活しようということになり、平成6年11月23日(勤労感謝の日)に20年ぶりに「やまがわ豊祭」が開催されました。その際に豊祭につきものであった棒踊り(福元棒踊り)も復活しようとなり、経験のある壮年層により見事に復活しました。
 これを契機に、翌平成7年に「福元棒踊り保存会」が設立されました。会員は地元に残っている青年や小学校の教員等に声をかけて、現在では40名を数えるまでになりました。
 この棒踊りは、昔 山川は港町で琉球から伝わったと云われています。そして、雨乞いと五穀豊穣を祈って棒踊りが行われたといわれています。衣装は、袢天を着て赤・黄・緑の大きなたすきをします。
 毎年、福元区主催の敬老会と「やまがわ豊祭」において棒踊りを披露しています。また、子供たちに地元郷土芸能へ興味をもってもらうことと後継者育成の観点から、山川小学校の上学年に教え、子供達も敬老会と秋季運動会で披露して喜んでもらっています。
 今回、お話して頂きました福里さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は、「福元棒踊り」です。)
                   

扇寿堂
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