鹿屋市串良町下小原地区に伝わります「下小原八月踊り」について、保存会会長の西元 進様にお聞きすることが出来ました。
 「下小原八月踊り」は、2〜3年に一回旧暦8月20日に近い土・日曜日に水神様(馬庭水神)に奉納されます。
 由来は、豊臣秀吉の朝鮮出兵に出陣し凱旋した島津義弘公が想像以上の軍資金と食糧のために苦しんでいる農民の慰安行事として八月踊りを考案して普及させました。そして、農耕が一段落した中秋の一夜に水神様に感謝して奉納し、その日は白米を腹一杯に食い飲み、歌い踊ることが許されたという説と、もう一つは江戸中期に某寺に京都方面から来た宝山坊という人が、あまりにも活気の無い農民に同情し、楽しみとして京都地方の盆踊りを作り広めたという説があり定かではありません。
 この踊りは、一時途絶えていた時期もありましたが、昭和41年に復活されました。
 今、後継者は楽の三味線が4人・胡弓が2人・唄は3人と、育っています。
 今回、お話して頂きました西元会長には、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「下小原八月踊り」と水神様です)
                      

扇寿堂
                     senjudou

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