いちき串木野市芹ヶ野集落に伝わります「虚無僧踊り」(市指定無形民俗文化財)について、保存会の木之下義高様にお聞きすることが出来ました。
 「虚無僧踊り」は、今から約290年程前の正徳5年(1715年)の春、江戸の中村座で2代目市川団十郎が、曾我物語の五郎役を虚無僧姿に扮して演じたのが、その後舞踊化したものだと云われています。
 虚無僧踊りには、相手と激しく打ち合う男性的なものと、打ち合いのないやさしい女性型がありますが、この虚無僧踊りは女踊りの型です。
 この踊りは、五穀豊穣・無病息災・虫追い・などを祈願して行います。開催については、産業祭・地(ち)かえて祭や市の行事などに要請があった時に踊ります。
 今回、お話をして頂きました木之下さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「虚無僧踊り」です)
                       

扇寿堂
                      senjudou

 
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