肝属郡錦江町(旧田代町)川原地区に伝わります「上柴立棒踊り」について、保存会会長の南園高樹様にお聞きすることができました。
 「上柴立棒踊り」は、約100年前に加世田(現南さつま市)より移り住んだ柳田三太郎氏が当時の青年団に棒踊りを広め、昭和10年11月11日(1935年)に田代尋常高等小学校講堂落成記念に奉納し、その後村の主要行事など(花瀬祭り…地元では出張い(でばい)と言われる)や民家の新築等に奉納していました。
 戦中戦後を経てしばらく途絶えていましたが、昭和57年12月(1982年)から伝統文化の継承のため再び集落の保存会を結成し復活させようと、Uターン者や地元居住の棒踊り経験者が集まり再び活動が始まりました。以降、町の主要行事などに参加し若宮神社に奉納されています。「上柴立棒踊り」は伝統芸能継承団体になっています。伝統芸能の復活をアピールする内に田代小学校児童(5・6年生)が伝統芸能を体得したいとの申し出があり、平成15年から伝統芸能の継承の意味を含めて活動を行っております。今年(2008年)も9月28日に運動会が行われますが、その時も踊られます。
 諸先輩方が、この棒踊りを絶やすことなく より以上に発展させていきたいと願って、踊りの指導・行事の段取り等を積極的に行って頂けることが、「頼もしいです」と会長の南園さんがお話されていました。
 今回、資料と詳しいお話をして頂きました南園会長には、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は新旧の保存会の皆さんと若宮神社です)
                       

扇寿堂
                      senjudou

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