今回は、鹿児島県姶良町春花集落に伝わる春花太鼓踊りについて保存会の重森芳樹様より、お話を伺うことが出来ました。こちらでは、春花と書いて「はるけ」と呼びます。
 この春花太鼓踊りは、慶長11年薩摩藩主島津義弘公が、江戸詰めの折、駿河の国の念仏踊りにヒントを得て、家臣牧之瀬源左衛門と、池田千兵衛に命じて伝習させ 更に創意工夫を加え慶長12年七月完成実演したものです。その勇壮さが藩士の士気を鼓舞する為に最も適しており、併せて征韓の役の記念踊りにしたいとの見地から藩内各地に伝習させ、毎年旧暦七月に全藩下で踊り続けられてきたものです。
 時代の変遷によって、現在では夏の作物の雨乞いとして豊作祈願をし、近くは子供達との触れ合い活動等、姶良町の無形文化財としての役割が果たされています。この太鼓踊りは、興玉神社(きよたまじんしゃ)に奉納して踊ります。
 今回は、詳しく貴重なお話をお聞かせ頂きました重森様には、本当にありがとうございました。
下の写真は「春花太鼓踊り」と「興玉神社」です。
                       

扇寿堂
                     senjudou

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