2週間程前、鹿児島県北部地域を回っていましたら菱刈町で、郷土芸能(民俗芸能)を3ヶ所教えて頂きまして、そのうちの1つが「湯之尾神舞」です。ここで、代表の田畑さんに色々お話を伺うことが出来ました。
 湯之尾神舞は鹿児島県菱刈郡菱刈町北の湯之尾神社において、1490年頃湯之尾地域の人々が、五穀豊穣.無病息災を祈願するために行われ、例年11月23日の豊祭(ホゼまつり)の夜、奉納されています。往年は一晩かけて35番の舞が披露されていましたが、現在は24番の舞が継承されていて、24番すべての舞が奉納されるのは3年に1度の大祭の年です。次は、平成20年11月23日です。舞は、湯之尾校区を中心とする小.中学生から壮年までの男子で、きらびやかな衣装をまとい面をつけ神々に扮して、神話の物語を中心に口上を述べながら笛と太鼓の楽に合わせて舞います。
 神楽には、宮廷の御神楽と民間の里神楽に大別され湯之尾神舞は里神楽に属し、日向神楽の系統と云われているそうです。ちなみに、鹿児島県では神楽を神舞「カンメ」と呼ぶそうです。
 田畑さんから、お話をお聞きしたり資料も頂いたり、それから先週はこの神舞で使う刀もお買い上げ頂き本当に有難うございました。少しでもお役に立てれば幸いです。
(写真は鹿児島県教育委員会「未来へつなぐ郷土の芸能祭」より)
 (こぼれ話) 祭りと言えば5月3日、4日は福岡で博多どんたく港祭りが行われます。今年のテーマは「祝うたァ!復興どんたく六十周年」だそうです。どんたくが市民の祭りとしてスタートして六十年目になるそうで、今年も数多くの、どんたく隊が登場してにぎあうでしょう。
                        

扇寿堂
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