宮崎県三股町の中米(なかよね)・檪田(くぬぎた)地区に伝わります「ジャンカ馬踊り」について、中米地区の保存会長の中西敏秋様と檪田地区の保存会長 大脇安男様・馬主の倉元順市様にお聞きすることが出来ました。
 「ジャンカ馬踊り」は、毎年4月29日の早馬神社の早馬まつりで奉納されています。その他、11月におこなわれる ふるさとまつりや依頼があった時等に踊られます。
 「ジャンカ馬踊り」の由来は、詳しい由来は定かではないですが、鹿児島県国分地方から伝えられたと云われています。一説には、山の作神を招くために、馬に大地を踏ませ地母神の眠りを覚まさせたと云われています。また、呪具馬鈴の音で五穀豊穣・牛馬安穏を祈る神事芸能でした。
 ジャンカ馬踊りは、「鉦」「太鼓」「三味線」にあわせて花飾り等で飾り立てた馬が足ふみをし、そのまわりを鼻取り・手綱引き それに、たくさんの踊り子が囲み踊ります。馬が足踏みをするたびに、馬の首につけられた多くの鈴が鳴り響き、これがジャンカ馬の起こりと云われています。馬の背に以前は作神の化身と云われる猿を乗せていましたが、現在は猿の人形を乗せています。
馬主の倉元さんに馬を見せていただきましたが、大きなりっぱな馬でした。
 今回、お話をして頂きました中西会長・大脇会長・倉元さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
  (写真は、上が「早馬まつり」下が「鹿児島神宮初午祭」です)
                                        

扇寿堂
                                       senjudou

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