薩摩川内市楠元町に伝わります「牛這祭」(うしばいまつり)について、保存会会長の有水昭八郎様にお聞きすることが出来ました。
 「牛這祭」は、4年に一度 2月の第1日曜日に南方神社で神事を行ったあと五穀豊穣を祈願して旧生神神社の前の神田で行われます。
 牛這祭の由来は、はっきりしませんが 江戸時代初期から行われていたそうです。戦後、一時途絶えた時期もありましたが、1977年(昭和52年)に復活し現在に至っています。
 牛這祭は、奉納劇で 役にテチョ(主人)・デカン(下男)・ヨメジュ(嫁)・トモ(嫁さんの付き人)、それに牛役を入れて5人が、田を耕そうとして牛が暴れ いうことを聞かず うまく耕せない様子を、おもしろおかしく演じて見せます。
 この祭では、役をしている人たちは 誰が演じているのか劇が終わるまで教えてはいけないという仕来たりがあるそうです。
 牛這祭は、次回は平成25年(2013年)に行われます。
 今回、お話して頂きました有水会長には、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「牛這祭」と南方神社です)

扇寿堂 senjudou

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