曽於郡東串良町池之原下(いけのはらしも)地区に伝わります「池之原下棒踊り」(二月踊りともよばれる)について、宮司の上池休市様と青年団の方にお聞きすることが出来ました。
 「池之原下棒踊り」は、今から400年程前 島津義弘公が朝鮮出兵の際に武士の士気を鼓舞し、風俗を刷新する為にはじめたとも云われています。また、島津19代光久公時代に剣法の示現流指南役の東郷重方が、開拓工事の人夫激励の為に創案したという説もあります。
 毎年、2月25日に近い前の日曜日(以前は2月25日が祭日と決まっていました)に廣田神社に五穀豊穣を祈願して奉納されます。
 「池之原下棒踊り」は明治32年鹿屋市祓川に住んでいた柿元氏が池之原に転入してきて住みつき棒踊りを教えました。途中中断していましたが、昭和初期に復活して以来 中断・復活を繰り返してきました。昭和43年に岩元昭教氏・新中須辰徳氏の両青年団の手により、外西 進氏・久保隆治氏などの古老を師に復活しました。当時、東串良町内で一番最初に郷土芸能伝承復活をなしえました。
今回、お話して頂きました宮司の上池さんと青年団の方には、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
 (写真は「池之原下棒踊り」と廣田神社です)
                      

扇寿堂
                     senjudou

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