霧島市福山町南園集落に伝わります「南園角力甚句」について保存会の豊平ヨシエ様にお聞きすることができました。
 「南園角力甚句」は明治38年日露戦争で日本軍が勝利した際、福山から出征された兵士の凱旋祝いに踊られたのが由来とされています。また、一説には明治の終わり頃、郷土出身の相撲取りで錦灘(にしきなだ)という人が里帰り祝いに踊ったのが始まりだったとも云われています。
 毎年、9月の敬老の日や新築祝い・市の文化祭・イベント等に踊られています。
 南園角力甚句は、女力士16名と呼び出し(男性)2名で構成され、紫の着物に赤い化粧まわしを着けて踊ります。拍子木の合図で西の横綱と東の横綱が入場し、円陣になり角力甚句を踊り、行司に従い女角力が始まります。勝った方に懸賞金が渡されます。最後に全員で輪になり、はんや節を踊りながら退場します。
 今回、資料とお話をして頂きました豊平さんには、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
  (写真は「南園角力甚句」です)
                      

扇寿堂
                     senjudou

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