薩摩郡さつま町中津川北方町に伝わります「北方町の俵踊り」(町指定無形民俗文化財)について、保存会会長の市山正弘様にお聞きすることができました。
 「北方町の俵踊り」は、昔 社寺等の落成式や祭典には催し物によく相撲がなされました。これを勧進相撲といい、寄進されたものを土俵上に積んで見物客に披露し謝礼の意を表しました。
 当時の寄進は大部分が米であったので、化粧まわしを締めた関取が相撲甚句を唄いながら円陣形をとって踊り、土俵祭りがすむと飾ってあった米俵をリレー式に外に出しました。この米俵を運ぶ格好を舞踊化したのが、この俵踊りであります。(森本信義氏より)
 服装は、かすりの着物にもんぺ姿で俵を持って踊ります。毎年、大石神社の大祭に奉納して踊られます。また、他のイベントなどでも踊られています。
 最後に、北方町は 昔、参勤交代で薩摩のお殿様の通る道だったそうです。そこの、山の幸・海の幸の物々交換の場所に市が開かれてにぎわっていたそうです。
 この度は、市山さんには踊りのお話だけなく、町の由来も教えて頂きまして、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。
(写真は「北方町の俵踊り」と保存会の皆さん・大石神社です)
                      

扇寿堂
                     senjudou

  
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