指宿市開聞町十町の枚聞神社(ひらききじんしゃ)に伝わります「枚聞神社の神舞」について枚聞神社の宮司でもある谷川博之様にお聞きすることができました。
「枚聞神社の神舞」は毎年10月14日に枚聞神社の境内に竹を立てしめ縄をはり、緑のジュータンを敷き篝火をたいたなかで舞います。
 舞の演目は、剣の舞・浦安の舞・鬼神舞(南方の舞)・鬼神舞(中央の舞)・天鈿女命舞があります。このうち、剣の舞・南方の舞・中央の舞・天鈿女命舞は、いずれも一人で舞います。剣の舞を除き他は面を付けて舞います。衣装は剣の舞と中央の舞が同じである他は異なります。面は二十四面が残され又衣装も江戸時代のものが残されていて、かつては夜通し舞われました。
 枚聞神社の社伝によると神代の創祀と伝えられ古来薩摩の一の宮として崇敬されています。神舞は、この神社の十月の例祭の前夜祭に奉納されており、江戸時代の装束が残されていることからも200年以上続いていると思われます。
 この度は、いろいろお話をしていただきまして、谷川さんには本当にありがとうございました。今後も、よろしくお願いします。
(写真は「枚聞の神舞」と枚聞神社です。少しボケてすみません)
                       

扇寿堂
                      senjudou

   
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