先日、日置市日吉町八幡(鹿児島県)に伝わる「虚無僧踊り」と「太鼓踊り」について、八幡自治会会長の山口義充様にお聞きすることが出来ました。今回は「虚無僧踊り」を紹介します。この虚無僧踊りは6月の第一日曜日に八幡神社に奉納して行われるそうです。ちなみに太鼓踊りは8月26日前後の日曜日に、同じ八幡神社に奉納されるそうです。尚、八幡神社は今年改築されたそうです。
 虚無僧踊りの起源は、7月2日にこのブログで紹介しました”鹿児島市中山下”の「虚無僧踊り」と非常に似ています。由来は、豊臣家滅亡の後、豊臣家家臣の武士が落ち延びてきて集落の人々に六尺棒を使った棒術を教えました。時代が下っても集落の人々は教えられた棒術を鍛錬してきました。そして、ある時虚無僧姿の幕府の密使と農民が出会い戦いました。このように「虚無僧踊り」は農民と虚無僧の戦いを表しています。これは、中山下の虚無僧踊りと同じのようです。関連があるのでしょうか…。
 今回は、いろいろお話をお聞かせ頂きました山口様には、本当に感謝します。更に虚無僧踊りで使用する「虚無僧笠」も見せていただきました。貴重な品を、本当にありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。
 (写真は、保存会の皆さん・虚無僧踊り・虚無僧笠・八幡神社です)

扇寿堂
                     senjudou

                       
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