先日、財部町(鹿児島県曽於市)中谷集落、溝之口集落に伝わる「奴おどり」について保存会の長谷川エミ子様にお伺いすることが出来ました。
 この「奴おどり」は、おしゃかさまの誕生日の四月八日に溝之口岩穴の広場で奉納されて踊られています。この岩穴は、非常に不気味でした。(怒られるかも知れませんが…)近くの案内板には、岩穴の中に入った犬が出てこないこともあったと書いてありました。この踊りは、現在 中谷小学校児童によって踊られていますが、以前は溝之口の青壮年によっておどられていました。現在は、こどもがおどっているところから県下においても特色のあるものとされています。
 一般的に、奴おどりは 島津義久が島原の竜造寺隆信を攻めた時の戦勝祝いに踊ったものであるとか、秀吉が島津征伐のとき新納武蔵野守が城をよく守りとおした祝いのために踊られたものであるとか、あるいは島津義弘、義久が朝鮮征伐した戦勝の祝いとしてはじめられたものとも伝えられています。以上、いろいろお聞きすることが出来ました。奴おどりの歌も教えてもらいました。本当に長谷川様には、お忙しい中 ありがとうございました。また、お役に立てるようにスタッフ一同頑張ります。
(下の写真は「奴おどり」「溝之口岩穴」です。)
                       

扇寿堂
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